今日も彼氏と会えた;)
たくさん笑った。幸せだった。最高の2006年の終わり。
2006年を思い起せば
ずっとずっと好きだったひと以上に好きになれた、
今の彼氏に出会えたことがいちばん大きいことだった。
あの子も彼を好きだと悟ったとき
わたしは自分の気持ちを抑えて、恋じゃないと言い聞かせて、
だけど、あまりのあたたかさに涙が出てしまったんだ。
そばにいたい。
たとえ、叶わなくとも、ただただそばにいたかったんです。
あの子が誰を好きでも、
わたしはただ、彼が愛しかったんです。
なんとなく、そう、なんとなーく、
彼はわたしよりもあの子のことを考える日があるんじゃないかと思えてくる。
こうゆうカンはよくあたる。
わたしはひとの、恋愛感情を汲み取るのが特技みたいね。
それでもいいの。
それでもいつか、わたしがいちばん幸せにしてあげる。
2006年――
センター試験大失敗の1月。
だけど、妙に肩の荷が降りた感じで楽でした。
受験まっさかりの2月。
そういえば早稲田の前日に、あの子に卑屈なこと言われたっけ。
わたしの胃炎を発症させるには充分すぎる傷を負わされました。
今となってはどうでもいいけどね。
国立の入試、教室内で自分がいちばんだと思った。なんとなく。
高校を卒業した3月。大学も合格。
わたしが彼と同じ大学に受かったことを知ったあの子は
途端に"自分は浪人するから彼から卒業する"と言い出した。
あの子が彼のことを好きなんだろうって気付くのは、もうちょっと後だった。
元カレから本格的に自立。
新しい環境へ突入した4月。
学科の友達は宝物。
あの子から"会おう"と言われて渋々会うと、延々と彼のダメなところを語りだす。
"でも、いいところだってたくさんあると思うよ"って言うと
"あなたは知らないだけだよ"と鼻で笑われた。正直ムカついた。
4月も終わるころ、自分が彼に本気で恋をしていることを自覚する。
大学にも慣れてきた5月。
初めてふたりで出かけたりした。純粋に楽しかったな。
わたしはやっぱり、このひとが好きだと思った。
サークルの帰りにふたりで帰るようになったっけ。
19歳になった6月。
学科のみんなにお祝いしてもらった。最高の仲間。
サークルでも彼がケーキを買ってきてくれて嬉しかった。
惚れてるだとか、冗談ぽく言われた。
それでもわたしは、彼はあの子のことが好きだと思ってた。
何気なく東京タワーに行きたいって言うと、話が本格的に。
一緒にいけることになるとは思わなかった。
付き合いだした7月。
けじめの日ってなんだったんだろうと思いながら、
なんとなく妄想して、苦しくなって、彼に幸せになってもらいたいと思った。
東京タワーに行った日に、好きだって言いたかったけど言えなかった。
もうすぐ終わる恋に、終止符を打てなかっただけかもしれない。恐かったんだ。
7月11日、初めて声に出して好きと言った。
翌日付き合うことに。まさかの展開に驚いた。
幸せになってもらいたかった。わたしが幸せにしてあげる立場になった。
楽しんだ8月。
バイトに明け暮れたりする日もあった。
ダイエット頑張った。
プールに行った。楽しかった。
ああ、8月の記憶はバイトばっかりよ。
9月は大学生は夏休みなのね。
授業もなく、バイトは夕方からなのでよく会ったりした。
毎日のように会ってた。
彼が沖縄に旅行行ったときはなかなか会えなくて寂しかった。
お土産嬉しかった。
ディズニーランドに行った。楽しかった。パレードもきれいだったし。
後期スタートの10月。
彼の研究室が決まってまた環境は一変する。
学祭にむけて委員の仕事が増える。
飲み会のときに、わたしの異変を悟った2年の先輩から逃げる。
追いつかれて泣き出す。わたしは苦しいと。
彼と思ってることを話し合った。
浄化された不安な想い。そう、わたしが、幸せにしてあげる。
学祭がたいへんだった11月。
サークルの模擬店で売ったりんごあめ。
看板を夜中まで作った。
あの日の電話が、嬉しかった。
"改めて、いなきゃダメな存在だと思った"と言われて嬉しかった。
あの子に"あんたさえいなければ"と言われる。落ち込む。
それでもわたしは、好きなんです。負けない。
クリスマスを待ちわびた12月。
イベントに行くか行かないかで喧嘩。
"嫌い"って言われた。泣いた。
うまく言えないけど、わたしじゃ幸せにしてあげられないのかもしれない。
居酒屋で話し合って、泣きじゃくって、でもどうせ愛してしまうんだ。
クリスマスの日にみた景色を、わたしは一生忘れない。
こんなにこんなに、幸せだった2006年。
笑ったり、泣いたり、ときどきムカついて、でも愛しくて。
出逢えてよかった。
傷つくことを恐れなくてよかった。
2007年が、わたしにとって、そしてあのひとにとって、
さらに充実した年になりますように。